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素朴ということ

2009.2.21  99. OTHER  

今、坪内祐三の「考える人」を読んでいるのですが、グッとくる文章に巡り合っちゃいました。ちょっと長めですが引用します。
「だいたい僕は世の中で素朴というものが一番いいものだと思つている。こいつは一番美しくて一番立派だ。こいつは僕を感動させる。こいつさえつかまえればと、そう僕は年中考えている。僕が何か芸術的な仕事をするとすれば、僕はただこいつを目がける。もちろんたいていは目がけるだけだが。~(中略)~僕の好きな素朴ということは結局「中身のつまっている」感じであることになる。この「中身のつまっている」感じというのをもう少し説明すると、それは僕のひとり合点では、中身のつまりかたが実にがつちりしていて、そのためにあえて包装を必要としないというようなのが一番にいいのだ。」(「素朴ということ」中野重治) 
「あえて包装を必要としない」家具を、ショップを、つくりたいです。

 

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