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雪かき

2009.8.6  99. OTHER  

『看護婦は言った。「看護婦になる教育を受けているときにひとつ教わったことがあります。明るい言葉は人の鼓膜を明るく震わせるということです。明るい言葉には明るい振動があります。その内容が相手に理解されてもされなくても、鼓膜が物理的に明るく震えることにかわりはありません。だから私たちは患者さんに聞こえても聞こえなくても、とにかく大きな声で明るいことを話しかけなさいと教えられます。理屈はどうであれ、それはきっと役に立つことだからです。経験的にもそう思います」
天吾はそれについて少し考えた。「ありがとう」と天吾は言った。大村看護婦は軽く肯いて、素早い足取りで部屋を出て行った。』
1Q84 a novel BOOK2<7月-9月> 村上春樹

読み終わってだいぶ経ちますが、この一節がいまだに耳に残ってます。しばらくしたら、また、ゆっくり、読み返します!

 

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