2010.4.26 06. FAVORITE
懲りずに旅ネタをもうひとつ、といってもこれは絵本のお話。
子育て真っ最中ということもあり、絵本を手にする機会が増えました。
わが家の絵本の選び方は、
年齢に合わせてということはあまり考えず、
目に付いたら片っ端から手に取り、
これは!と感じたら与えるのですが、
たまにふと立ち止まり、
自分の本棚にそのまま加えてしまうことがあります。
これはその中の1冊。
「旅の絵本」 安野光雅 1977年 福音館書店
ヨーロッパのとある国を主人公の男が旅をしているという設定で、
ページをめくる毎に変化してゆく、淡い色彩の長閑な風景と、
そこに暮らす人々の生活が細かく描きこまれ、
読み進むうち、その主人公に成り代わったような気分へと導かれる、
字の無い絵本です。
この本の魅力はもうひとつ、
絵の中の隠された仕掛けにもあります。
その風景の中に、何やら見慣れた人物が!?
例えばこれ、
落穂拾い
長靴をはいた猫
有名な絵画や物語のキャラクター等がそこかしこに散りばめられているのです。
最初に見つけた時は、なんだこれ?と、笑ってしまいました。
幾つかは見つけることが出来ましたが、彼らはまだまだどこかに隠れていそうです。
Kachidoki 川